PROFILE

昭和6年長野市に生まれる。実家は代々善光寺大勧進の宮大工を務めた大工の家系。

中学卒業とともに、16才でこの道に入る。19才の時に7代目棟梁の父が他界。以後兄弟子等の指導の下、神社仏閣・一般住宅等の和風建築の施工に携わり、棟梁としての知識・技術の研鑚に努める。

当時「技や知識」の継承は、棟梁や兄弟子から盗み覚える事であり、兄弟子の「見て分からないものは、触ってみよ。触って分からないものは、匂いを嗅いでみろ。嗅いでも分からないものは、舐めてみろ。」の言葉どおり、まさに五感を使って、材料の吟味や技術の修得を目指す。

そんな修行時代、自らの技量向上を図るべく始めたのが神棚や仏具の製作であった。仕事の終わった後、夜な夜なまだ慣れぬ図面を読み、部材一つ一つを切り出して加工組み立てを行う緻密な作業は、その後の和風建築物への造詣を深めるとともに、8代目棟梁への確かな技の習得への礎となる。

現在も仕事のかたわら、神輿(みこし)神棚、多宝塔や厨子などの仏具の製作にその卓越した技と情熱が注がれ、多くの作品が地域団体、お寺、一般家庭へと納められている。

現在、一建設代表取締役(8代目)

制作風景

作品(神棚)



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